１.活動内容

10月14日（土）栃木市岩舟町の東部を流れる静和川で、地元シニアクラブ「静寿会（小野正隆会長）」による-環境美化活動-「静和川流域連携キャラバン」が始まり、近隣住民の方々、地元企業、団体から30人以上が参加しました。

　

この活動は、流域の地域連携による清掃活動を通じた、顔が見える関係づくりが目的。

　

月に一度、下流に数百メートルずつ場所を移しながら実施し、２年かけて流域一体の連携や地域のつながりの再生と９キロ先の渡良瀬遊水地とを目指します。

　

この日、参加者は二手に分かれて、川の中や周辺約500ｍの区間を清掃し、空き缶やペットボトルなど、45リットルゴミ袋14個分を集めました。同クラブの小野正隆会長は、「川をきれいにする以外にも、この取り組みはいろんな人の人間関係の構築を目的としています。家族や地縁による支えあいが難しくなっている現状を修復し、町おこしの一助になればなによりです。」と話しておられました。

　

2. 事務局の感想

この活動は、流域の多くの関係者の方々の協力を得て初めて実施できる活動です。

　

地域社会の成立過程に影響を与えている地域社会に暮らす方々の思想・考え方と、まずは実働を通しながら向き合うことから取り組み、ともに実践活動を行う中で、これからの望ましい地域の在り方や、それを支える思想・考え方を深めていらっしゃるように感じています。

当日は、静和地区でこの「静和川流域連携キャラバン」、「イイまち静和フェスタ＆シネマ」、「子ども食堂」も同時開催されました。実施主体もシニアクラブ・まちづくり協議会・民生委員を中心とした複数の団体の連携の上に成り立っており、地域の協力も得て有機的な組織活動に発展している地域です。